記事5 災害統計データから見た傾向
安全衛生管理業務を担当の皆様、ご安全に。
OSH関連情報を展開します。
さて、第5回目は「災害件数推移とその傾向」についてです。
*教育資料も展開します。
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本日の要点
- 死亡者・休業災害4日以上の死傷者は減少傾向。一方、減少の程度は頭打ちで、令和3年度は増加。
- 事故の型別での死亡要因 1位「墜落・転落」、2位「交通事故」、3位「はさまれ・巻き込まれ」
- 事故の型別での休業災害要因 1位「転倒」、2位「墜落・転落」、3位「動作の反動・無理な動作」
- 死亡・休業要因の上位3位が全体の5~6割を占める。
まず、労働災害による死亡者・死傷者数の推移をご覧下さい。
出典
令和3年の労働災害発生状況を公表|厚生労働省 (mhlw.go.jp)
*【別添】令和3年労働災害発生状況[PDF形式:944KB]
現時点での最新データを確認しました。昭和から見ると、死亡者・休業災害4日以上の死傷者は減少傾向にあります。しかし、ここ最近で比較すると減少の程度は頭打ちで、令和3年度は増加しています。
次に、事故の型別労働災害発生状況です。
出典
令和3年の労働災害発生状況を公表|厚生労働省 (mhlw.go.jp)
*【別添】令和3年労働災害発生状況[PDF形式:944KB]
該当する事故の型の内、上位を抽出すると、
●死亡者数
1位「墜落・転落」、2位「交通事故」、3位「はさまれ・巻き込まれ」
●休業災害4日以上の死傷者
1位「転倒」、2位「墜落・転落」、3位「動作の反動・無理な動作」
上記を全て排除できれば、5~6割の災害を防止できます。
*記事2に記載したリスクの特定において、作業内容からリスクを抽出する際、1~3位に該当するリスクが漏れていないか、よくよく注意してください。
では、今日も一日、ご安全に。